「ちょっと!高校生が公園で何やってんのよー!」

通りすがりの近所のおばちゃんの声で、私たちは一斉に跳ねた。

「っぶな……!」

玲斗は照れ隠しに咳払いして、

「ま、続きは…また今度な」

って、ニヤリと笑った。

「ば、ばかっ……!」

でも、私も。
ちゃんと、玲斗を信じようって思った。

“好き”を言葉にするのも大事だけど、
“信じる”ことが、もっと大事だから――