〜奥野 奈緒〜
小学生の頃から人気のあった美少女だ。
顔も可愛らしくて、性格は穏やかで誰にでも人当たり良く、男女関係なく好かれるタイプの女の子。
ちょっとヤンチャな男の子からよくからかわれていたというのか正直な印象だった。
『そんな子が昇太と!?』
内心俺はまさかと思っていた。
小学生の頃、昇太も俺も放課後や休み時間になれば運動場で走り回ったりするような子供で、女の子と遊ぶなんてことは滅多にしていなかったから、こうして今何かしらの繋がりがあるということはすごく意外だった。
そして4人で会うと決めてから約1ヶ月後のこと。
学校も休みの日で4人全員の都合がついた日曜日の昼過ぎに4人で会うことが決まった。
そして当日〜
4人とも同じ小学校に通っていたということもあり、家は近所。
集合場所はみんなの家から自転車で来れる距離の公園になった。
俺と昇太は2人揃って公園に向かった。
すると公園にはすでに2人の姿があった。
