ザッ、ザッ、ザッ、ザッ



夜の今日の町を浅葱色の集団が歩く。



「うー、寒い寒すぎ!早く巡察終わらせて屯所に帰ろう。」



「だな!真っ暗だし幽霊出そうで怖いし」




「平助、幽霊なんていないよ。」




「……総司。あれ…」





平助が指差した先には裸足の足。




「ま、まさか…本当に…!?」



顔を真っ青にした平助を放って走り出す



「バカ!あれ、人だよ!!」