『俺の道具になれ。そうしたら2人とも助けてやる』


『絶対に逃がさない』


いや…!


『お前は、逃げられない』


いやああぁ!!


「…っ!!」


目を覚ますと一瞬どこにいるのかわからなかった。


あぁ、私新選組でお世話になることになったんだ…。


嫌な夢を見たから額には汗が滲んでいる


そっと手で拭き取った



「花乃…?もう起きたの?」


隣から眠そうな声が聞こえて来る


「あ…沖田さん、おはようございます。すみません起こしてしまいましたか?」


「いや、そんなことないよ。それより花乃、まだ寝ていなきゃ。」


傷にさわるよと言われ私は布団の中へ押し戻された。


傷はもうほとんど大丈夫なんだけどなぁ…。