けれど、すぐに安心した気持ちは消えてしまいました。


グラリと視界がゆがみ、また神さまに支えてもらっていました。


上を見上げると、神さまは悲しそうな表情を浮かべていらっしゃいました。


神さまの顔がにじんで見えます。


「ルルちゃん、ごめんね」

「なにを、あやまるのです?
 むしろ私のほうが──」

「ごめん」