通常運転の(少し気持ち悪い)神さまは一通り私を堪能すると、ドヤ顔で懐からナニカの液体が入ったビンを取り出しました。


「じゃじゃーん! ルルちゃん、これなんだと思う?」

『にゃあ?』

「やっと元に戻れる薬ができたんだよ!」

『……にゃ?』


とにかく飲んでよー、だなんて神さまは私に薬とやらを押し付けてきますが、安全だとわからないものに口を付けられるはずがないでしょう!?

いくら神さまだとしても、盲目的に信じているわけではありません!

あくまで安全だと分かったら信じられるだけです!


神さまを引っ掻くと、私は部屋の隅へと逃げます。


……って、ここは私が捕まっていた部屋じゃありませんか!

なんなんですか!

こんなボロい部屋に神さまもグルになって私を閉じ込めていたわけですか!?

なんのために!?