君に嘘、また一つ。



「めっちゃピンクって…綴ちゃんっぽい表現だね。」

ふふふ、と思わず笑う。



「〜っ、心海可愛い〜っ!!!なんでそんなかわいんだよぅ!!」

「わわっ、綴ちゃん!?どうしたの!くすぐったいよぉ〜!」



あははは、と二人で少しふざけながらこのピンク色の桜の道を進んでいく。



するとその時だ。



「うぁーっ、やっべぇ、どーしよう!!!」

「ととどっ、どうしようじゃないよぉ来斗くん…これじゃ学校間に合わないよぉ…!」

「いやっ、走れば行ける!!!敬人、走るぞ!!!」