朝起きて 頭の痛みが酷く二日酔いになってたんだ。

目を覚ますと 横に可愛い寝顔で美優が寝てるんだ。

幸輔「俺 昨日 美優に何した? 思い出せん」

美優に支えられて ベットまで行ったのは覚えてるんだが その先は記憶にないのだ。

美優「すぅ・・・すぅ・・・幸輔さん ダメですよぉ いきなりキスなんてぇ・・・んふふ♪」

美優は どんな夢を見てるのか ニヤニヤしてる。

幸輔「キス?なんの事だ?」

美優「ううーん・・・ふぁぁ~ あれ 幸輔さん起きてたんですか?」

幸輔「うん💧 ねぇ 美優💧」

美優「はい?」

幸輔「俺 昨日 美優に何かした?記憶にないのよ💧」

美優「覚えてないんですか? 私を押し倒してキスしたのに?」

俺はやっぱりかぁと思い 謝った。

幸輔「ご ごめん!」

美優「ビックリしましたよぉ? 急なんですもん(笑)」

と美優は クスクス笑ってる 俺はポカーンとしてたんだ。

美優「初めてのキスを 幸輔さんがしてくれたから嬉しかったですけどね(笑)でも もう少しロマンティックな雰囲気が良かったなぁと思います(笑)」

幸輔「あはは・・・」

俺は恥ずかしさからか 頭をポリポリかきながら笑った。

初めての生の女の子と一緒に寝た事に少なからず嬉しかった。

美優「私は 男の人と寝るの初めてなんですよ♪」

幸輔「俺もだよ」

美優「今度 幸輔さんのお部屋に行きたいです」

幸輔「ボロアパートだよ💧」

美優「夢で見てるので知ってます(笑)でも 幸輔さんの住んでる所に行きたいです」

幸輔「美優が良いならかまわないよ」

美優「ありがとうございます♪」

今度 美優が俺の部屋に来る事になったんだ 少なからずついにDТ卒業か!と心の中で思ってるアホな俺だった。

そんな話をしてると 1階から佐和子さんの声が聞こえた。

佐和子「美優ー!幸輔さーん!朝ごはんだから 降りて来なさい!」

美優「はーーい!朝ごはん食べに行きましょ?」

幸輔「うん それとね 美優 そろそろ敬語辞めないか?」

美優「でも・・・」

幸輔「何か 敬語はよそよそしくてやなんだよ 俺と美優は付き合ってるんだから」

美優「幸輔さんが良いなら 変えるよ」

幸輔「それでいいんだ 欲を言えば さんも要らないね 幸輔でいいよ」

美優「分かったよ♪幸輔♪」

幸輔「それで良いんだよ」

やっぱり 付き合ってるなら普通に話して欲しいし その方が気が楽だろう。

佐和子「2人共ーーー!ご飯覚めちゃうわよー!」

佐和子さんの一際大きい呼び声に 俺達は1階に降りてったんだ。

キッチンに入ると ザ!日本食が並んでるんだ。

ご飯に鮭に味噌汁に海苔とか漬け物とか久しぶりにこんな感じのご飯が食べられるのが嬉しい。

佐和子「さっ イチャイチャばっかりしないで 食べなさい」

美優「うっ・・・💦」

幸輔「あはは・・・さっ 食べようか 美優」

美優「う・・・うん いただきます」

幸輔「いただきます!」

俺は初めに味噌汁を口にしたんだが 佐和子さんが物凄いことを言ったんだ。

佐和子「ねぇねぇ 幸輔さん」

幸輔「はい?」

佐和子「美優を抱いた?」

幸輔「ぶふぉぉ!ゲホゲホ!」

佐和子さんの問題発言に 味噌汁を吹いてしまってむせた。

美優「もう!お母さん!何言ってるの?!大丈夫?幸輔」

佐和子「あらー もう呼びつけで呼び合う仲なの?」

幸輔「だ・・・大丈夫💦」

美優「お母さんには関係ないでしょ!もう!」

美優はご飯を食べながら プリプリ怒ってるんだ。

ああ・・・幽霊だった時の美優の怒り方だ 可愛いんだこれが。

佐和子「避妊はちゃんとするのよぉ(笑)避妊すればガンガンしなさい~」

と言いながら 佐和子さんはリビングに逃げた。

美優「お母さんたら・・・」

幸輔「凄いなぁ・・・佐和子さん」

恥ずかしげもなく あんな事を直に聴けるなんて流石母親だなと飯を食べなから思ってたんだ。