あれから二ヶ月ほどたった今


凪ちゃんは私の友達になってくれた



なってくれたのはいいんだけど、凪ちゃんが女子の友達があまりにも慣れなすぎて



「緒花大丈夫?アオに何もされてない?椿に襲われてない?ほかの男子に触られてない?」


毎日こんな感じ


…なんというか…


自分で言うのもなんですけど…過保護状態です。


後々椿君に探ってみると


1晩、友達ってなんだろうと考えた結果がこれらしい


なぎちゃんらしい結果です



…でも楽しいからいっか



「凪、あんまり緒花に触らないで」



「アオのじゃないんだけど」


「…凪のでもないでしょ」


昼休み、また凪ちゃんと、アオ君の喧嘩が勃発しました



お弁当食べてるからどっちもくっつかないで欲しいんだけどな…




なんて思う


「緒花、今日一緒に帰ろ?」


急にアオ君がそんなことを言ってくる



「えっ、、」



「早めに予約しとかないと凪にとられるから」



「…あ、あぁ。。なるほど」



そういえば、アオ君とはあれ以来一緒に帰っていない


…心臓持つかな。。



「今日雨降る予定だけど大丈夫なのかよ」



「「え?」」


椿君の言葉にみんな一斉に反応する



あ、雨か


「傘一本しか持ってきてないや…」


ふとアオ君がそう言う



…それって…


椿君はニヤニヤしながら私を見る


も、もう!何ですか!なんてふてくされる顔する


わかってるけど…


相合傘…て事だよね?



「そ、そんなのさせない!緒花の身に何が起こるかわからない」



「凪、俺をなんだと思ってるの?」


「…純粋の仮面をかぶった変態」


ひどい…なんて落胆するアオ君


なんだかんだ言って二人仲良くなったと思う


こんな日々が続けばいいのに。