「……」





き、緊張する





今日は待ちに待った入学式だと言うのに





緊張しすぎて校門の前に1人、佇んでいます





私はゆっくり上を見上げる





あまりに綺麗な青空で、笑がこぼれる





「…ふぅ」




1度深呼吸して、私は足を踏み出す






中学校の時、色々なことがあったから





私は県外のかなりレベルの高い高校を選んだ




『ねぇ何組だった??』





『私2組!一緒じゃん!!』






…友達





私は喜びあってる2人を少しだけ見たあと、クラス表に目を移した






「…3組」






そこに書かれている名前は、本当に誰ひとり知らない人





…当たり前か





私は昇降口へ向かう




ちゃんと高校生活楽しめるかな





少しだけ不安もあるけど、楽しみという気持ちが見栄えてくる




教室に入り、自分の席だと思われるところに私は座る






前の席の人どんな人なんだろう



なんてワクワクする



そして私は暇だったから、本を読む




すると、急にざわざわし始める教室






『かっこよくない!?』





『ハーフかな?目青いよ』





気にならなくもないが、私は本を読み続ける




すると




何やら人影が私の横でずっと立っているのが見える




不思議に思いながらも本を読んでると、急に手を掴まれた





「…え?」




何事かと思い、相手を見る





大きな、青い瞳





くるみ色の髪の毛







…綺麗




「…見つけた」




彼は小さい声でそう言った





「……」



急な言葉に頭が追いつかない




「……えと、、人違いでは?」



精一杯の返事だった


「…人違いなんかじゃないよ。絶対。」





その彼の自信に、私の頭が?でうまる





「中学の時、雨の中一人で泣いてた子でしょ…?」





「……あっ、、」



思い出したくもない過去がフラッシュバックしてくる




わかったかもしれない




「…あとの時、ぶつかっちゃった人ですか?」



私が恐る恐る聞くと、笑顔になる彼



「うん。そうだよ」




彼の笑顔はほんとに綺麗で




吸い込まれそうなくらい





青空みたいな瞳




私の好きな色







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