短編集

『……理緒ちゃんのその左手にあるポテチはなんですか?』

最後のプリッツが左右に動く。

「んーこれ?これは、私のお菓子」

動きが激しさを増す。

『じゃあ、それ食べてて、よ!』

動きに耐えきれず、跳ね上がったところを、私がキャッチする。

「でも、それも欲しいな!」

私の手を握った理緒がそれを徐々に口に近づけていく。凄い力で。