記憶を失くした少女【完】

少し話したあと、先生は「やる事があるから」と言って、保健室から出ていってしまった。


ゆっくりしてて良いって言われたけど、私的には誰かと話してる方が良いんだけど………。


教室に戻ったところで変わらないし、ここは取りあえず保健室で昼休みを過ごそう。


ここなら人来ることはまずないに等しいし。


ベッド室に入ると、ガラガラに空いたベッドにダイブ。


硬めで少し痛かったけど、まぁそこは気にしない。


真っ白な枕の上に頭をおいて天井を見つめる。