記憶を失くした少女【完】




「…………………大平と同じで俺も反対だ」


「遥輝……………」


「取りあえず辞める話は後でゆっくり話し合おう。綺羅と話してからでも遅くないだろ」


「……………………うん。でも、今回萌は行かないから」


あの日、萌に一体何があったのか。何がきっかけで辞めるなんて言い始めたのか。


それは、また今度聞くとしよう……………………………。