「最近、友達が出来たって言ってたでしょ?その人たちと帰ったり、遊んだり……まぁ、一緒にいたの!」


「その様子だと相当楽しいんだな」


「え?」


「表情見てたら分かるさ。これまでにないくらい嬉しそうに話すから」


凌馬さんは私の表情を見逃さない。というか、周りをよく見ており、些細なことでも気がつく。

だから、凌馬さんに例え嘘をついていたとしても、通用しないなんて、試さなくともみて分かる。


「うん……とっても楽しい!昔の私を知った上で絡んでくれてるの。みんな面白くて一緒にいると楽しくて……………時間なんか忘れちゃうぐらい」


学校に私の居場所をくれた人たち。

そして、私を信じてくれた人たち…………………。