「本日のお会計は15,000円になります~!」


「20,000円からお願いします」


「では、5,000円のお返しになりますね~!こちら商品になります!」


ピンク色で可愛いロゴの入った手さげ袋を受け取ると、大平くんの待つ外へ向かう。


「買い物終わったか?」

「うん!ありがとね」

合流すると近くに停めておいた、バイクへ一緒に向かった。


確かそこに置いたはずなのにないと思いきや、その周りを学生が囲んでいた為に、気づくことが出来なかったことに気づく。


「大平くん、あれ」

何かされてるわけではなさそう。

バイクを見て興奮してるとこから見ると、おそらくバイク好きなのだろう。


近づくと急に大平くんの足がピタッと止まった。


何だか顔色が悪い………?

「………ん?これお前らのか?いいバイクだな~!!」

向こうは私たちに気がついて声をかけてきた。


見た感じ少しチャラいけど、制服の着こなし方的には悪い人ではなさそうだけど………………。