幼なじみに溺愛されました。


学校に着いて校門をくぐると、

「あ、見て、平野くんだ!かっこいい〜」
「いいな〜私もあんな幼なじみが欲し〜」

なんて女子たちがはしゃぐ声が聞こえてくる。

普通ならギョっとするような数の女子たちが目をハートにして裕ちゃんを見つめているけれど、生まれてからずっと幼なじみをやってきた私にとってはこんなのは当たり前の風景。