手を引いてもらってるとはいえ、さすがに疲れてきた。

学校まであと少しだし、もう間に合うかな。

「ゆ、裕ちゃん、ちょっと疲れてきちゃったっ…」

「あ、ごめん、そろそろ歩いても間に合いそうだな」

私たちはスピードを緩め、歩き始めた。