私の家から高校までは歩いて20分くらい。

でもあと15分しかない。

ガチャッ
「「いってきます!」」

「涼花走るぞ!!」

祐ちゃんは私に手を差し出して言った。

「うん!」

私は笑顔でその手をとって走り出した。