声を掛けてきたのは、幼なじみの平野 祐介。 家が隣だからいつも一緒に登校してるんだけど、今日は遅すぎた私を見に来たみたい。 「もうお母さんなんで起こしてくれなかったのー?」 「あら私何回も起こしたのよ? 朝ごはん食べていく?」 「うーーん、食べる!」 「はいはい」 お母さんは笑ってできたてのトーストを出してくれた。