僕も手を振り返した。

「さてと、それじゃあ作ろうか、ミルカ♪」

「うん♪」

僕達の会話にハクアが加わってくる。

「パパー、ママー、僕も作るー。」

僕はハクアの頭を撫でながら答えた。


「よーし。三人で美味い料理を作るかー!!」


~一時間後~


「完成~♪よし、ハクアはこの小さい食器を先に持ってってくれ。」

ハクアは笑顔でうなずいた。

「うん、わかった~♪」

ハクアが屋上に行ったのを確認して、ミルカが話しかけてきた。

「アー君…私、幸せだよ♪♪
アー君は?」

「幸せに決まってるだろ♪
俺達三人は、ずっと一緒で幸せなんだから♪♪」


…ハクア、誓いは果たしているよ。今までも、そしてこれからも…。



空は晴れ渡り、虹色の光が世界を照らし続ける。それは希望の光ではなく、可能性の光…希望・絶望・真実・偽り…全ては人の可能性により変わる光。

それが世界を覆う光となった。