1時間目ーー・・・


い、

いい、

言ってしまった。


で、でもさ、
普通キレるだろ!

前髪割れてる = でこひろ?
クソ野郎かってんだ!!


自分のことはどっかにおきやがって…



ふつーに考えて、
お前には言われたくないわ!
ってやつに言われて、
黙ってるほど、私はおんなのこじゃねぇ。

逆にうちが言いてぇーわ!

今まで溜まってた分全部出したつもりで
いたのに…


でもあれは…
言いすぎたかも。
口悪すぎたし…。


でも学校に来ると、
隣に皇太くんがいて、

前より気まずさアップだし…。

あんなこと、

間違ってもあんなこと、

言うんじゃなかった…とか、思ったり…。


あれ以来、たまに じっ と見られてるような
…気がする。

それも、毎度毎度


「何?何か用??」

『っ!いや、なんでも…』

これの繰り返し。


なんなの、。
顔になんか付いてる!?
はなくそとか…。


な、わけないか。
それなら、毎日付いてるみたいになるな。

いいや、気にしないd…


パサッ。


ん?
なんか紙飛んできたけど。


《もしかして、怒ってる?
俺なんかした??》

こ、皇太くん!?


「なっ!!!」 がたっ


「音葉さん。授業中ですよ。
何してるのかしら?」

「す、すいませ…ん。」

くすくす…

恥かいた。

…なんかした? だと…。
許せん。

なんて奴なんだ。


キーンコーンカーンコーン
ーーー・・・


イライラ。
多分顔引きつってるな。


「音葉ー?皇太くんとなんかあったの?
昨日から不機嫌すぎるだろ!」

愛空…。

「あのさ、音葉。私たちは心配してるの。
なんがあったか教えてくれない?」

依桜…。

この2人にはいつも安心するな。