「これ。」


黒木蓮はラッピングされた小さな袋を出した


「私に?」


「葉月、誕生日おめでとう。」


「あ、ありがと!」


黒木蓮が祝ってくれてるなんて信じられないよ〜!


「開けてもいい?」


「あぁ。」


私はリボンをほどきプレゼントを見た。

こ、これって…


「月…」


月のキーホルダーだった。


「お前、月が好きって言ってただろ?」


あの時言ったこと覚えててくれてたんだ…!


「ありがとう!大切にするね!」


学校のカバンにつけよっと!


「あ、花火終わったみたいだぞ」


「ほんとだ…」


今日はほんとうに楽しい1日だった。

最高の誕生日!

今日のことは絶対忘れない!



ーー