「ちょ黒木蓮!どこ行くの?」


私の腕を引っ張りながら前を歩く黒木蓮に聞く。


「いいから、こい。」


そして私達は祭りの場所から少し離れた所にあるベンチに座った。


「ここ花火見えるから。」


「あ、花火?」


そのためにわざわざここに…?


「真が三神とふたりで回りたいって」


あー!なるほど!


「あと俺も渡すものあるし…」


「渡すもの…?」 ドーンッ


わぁ!花火はじまった!


「きれい…」


黒木蓮とふたりで花火って…


ドキドキ


またこの感じ…


黒木蓮といるとドキドキする。


「葉月。」


「は、はい?」


びっくりして敬語になっちゃったぁ〜!!