ピピッ ピピッ

ふぁ〜…


「あ、6時かー。もうすぐ綾が来るー」


樹にお弁当作るんだよね〜!

私が下に降りると コンコンッ


「茉優ちゃん?起きてる?」 ガチャ


「綾!インターホン押したらいいのに〜!
いつから居たの!?」


綾は玄関の扉をノックしていた。


「今、初めてノックしたよ!インターホンの音で葉月くんが起きちゃうと思って…」


樹…

こんな可愛い子があんたのこと好きとか羨ましすぎる!


「綾は優しいね〜!さ、お弁当作ろうか!」


「うん!」


作り始めて10分。

綾は物覚えも良く、器用だから料理も上手だから作り方ももう覚えた。


「お兄ちゃんの分も作るの!」