「え?だっておいしいもん!」


ほんと美味そうに食ってるな。


「ごちそうさまでした。」


「おかわり買いに行くか?笑」


「だ、大丈夫だし!そうだ!」


葉月は思い出したように声を出した。

なんだ?


「蓮って誕生日いつ?」


俺の誕生日?


「12月10日だけど…?」


「覚えとくね!」


ん?待てよ…


「なんで聞くんだ?」


「私の誕生日の時、月のキーホルダーくれたでしょ?」


あぁ。あれ葉月は自分のカバンにずっと付けてくれている


「お返しがしたくて!」


「なるほどな。楽しみにしてる。」


好きな人が誕生日覚えてくれるとか嬉しすぎだろ。


「そうだ、教室じゃないのに、下の名前で呼ぶんだな」