だって、相手は幼なじみだけど、


学校の人気No.1で、


モテモテで、


かっこよくて、


優しくて、




そんな人が中の下、いやそれ以下かもしれない私と
付き合うなんて……


「……じ、自信がないの、自分に」



「しゆ?」


「翔空くんみたいにね、勉強できたり、運動できたりしないし、みんなからモテたりしないし、……なんもいいとこないの」


「……。」


「だから、だから!自信が、ない……」


「そんなの、求めてない」


「え?」


「僕さ、ずっとずっと好きだったんだよね、しゆのこと。なんでだと思う」