歩いていると、道が2つに分かれた。 片方にはどこにたどり着くのか書いてるけど、もう片方には書いてない。 「こっち行ってみない?」 どこに着くのか気になって、俺は何も書いてない方の道を指差した。 「え!?どこに着くかわからないんだよ!?迷子になったら…」 もちろん彩菜は不安で反対する。 けど… 「大丈夫。何かあっても必ず守るし、入ったら危ないところは普通、通れないようにしてあるはずだし。な?」 そう言って彩菜の手をギュッと握ると、静かに、うん、と頷いた。