琉惟翔くんは毎日、私に謝ってくれた。

“俺と茉莉笑のせいでごめん”

って。

でも、琉惟翔くんと話すたびに茉莉笑に呼び出される。

下駄箱には画鋲や“死ね”と書いた紙が出てくる

教科書や体操服はボロボロ。

学校に行く意味はない。

助けてくれる人も、救ってくれそうな人もいない。

今日もまた、

“昼休み12時45分にいつものトイレに来い。”

という、手紙で始まる1日が。


ん?

琉惟翔くんが助けてくれるんじゃないかって?

琉惟翔くん、私の見方じゃない。

彼も今、私に罪をなすりつけるので忙しい。

この前体育の授業の時聞いてしまった