私、これでも、南香の親友だから!

『ねぇ、ここ来る前の高校でなんかあったの?』

分かりやすく、肩を揺らす南香。

隠したいならもっと、わかりにくい反応しなきゃ。

「な、んにも、、なかったよ。ま、まとぱぱの転勤だから...」

南香の両親は家でお店を開いてる

転勤はありえない

『南香、嘘はいらない。私、南香の両親の仕事知ってるよ?』

「あっ...」

あっ、って...

おバカさんかよ笑笑

『さっ。南香、正直に話して?私、絶対に南香のそば離れないから。安心して?』

南香、お願い...

ちゃんと、聞くから...