「えっと...ごめんなさい」

そう、南香は誤ってきた

ん??

もしかして私って気付いてない?

『全然大丈夫だよ!“南香”』

あっ!!

待って!!

いつもの癖で...

名前で呼んじゃった

私のバカ!!

「南香ちゃんヨロシクねー!あ、自己紹介しよ!私は千紗!で、こいつは...」

「はぁ。愛結羽」

『...』

自己紹介なんてしたらバレるよね...

「愛桜ー?どーしたの??」

あ!!

バカ!!

「え??愛桜?え!?愛桜!!?」

気づいたか…

しゃあない...

『私は伊藤愛桜。あの時はごめん南香』

「どこ行ってたの!?みんな愛桜のこと探してるよ!!今でも!悠貴もどこいったか分かってないし...」

探してる?

あぁ、卒業以来いや、全国以来会ってないから文句言いたいんだ。

『ごめんなさい。それで済むとは思ってない。ごめんなさい』

クラスのみんなは転校生に誤ってる異様な光景だと思う

でも...

「バカ!!謝らないでよ!みんな、愛桜のこと大好きだったの!だから、いいの!!あれが私たちの運命だから!」

『私が、あの時コケなければ全国制覇できてた!私が足を引っ張ったの!!』