は?

ヤバい?

忘れ物でもしたのかなー?

「転校生、南香だ。」

な、みか?

ウソでしょ

どうして...

『な、、んで...』

私の口から出たのはその一言

「俺も理由を聞いた訳では無いから...」

南香が転向してくれば…

『ねぇ、悠貴。私マネやめる』

「は?許さねぇ。じゃ、チャイムなるから」

そう言って、悠貴は帰っていった

「ね、ねぇ、南香って誰なの?」

『友達だよ』

私の表情から何か感じ取ったのか、二人はそれ以上聞いてこなかった



「おし!ぜーいん揃ってるな!今日はこのクラスに転校生がはいるぞ!」

え...

このクラスとまでは聞いてないよ...

「「「「「「「「「「おぉー!」」」」」」」」」」」」

入ってきたのは大人らしくなった南香だった

「片瀬南香です。隣の県から来ました。よろしくお願いします」

淡々とした口調で話す南香

前はもっと明るかったのに...

高校でなにかあったのかな...

「片瀬はー、伊藤の隣だな!」

え、

新種の嫌がらせ?

「伊藤ー!手を上げろー」

仕方なく手を挙げた

「じゃ、その隣だから!教科書届くまでは伊藤に見せてもらえよ!」

そう、地獄の言葉を残して去っていった

糞教師!!

こっちの気も知らないで!!