金子に学校をどうするのか聞かれた。



私は「もう行かない。」と答えた。



「その方がいい。」と金子が言う。



「キミは今、警察に追われている可能性がある。犯罪者というよりは、むしろ被害者として。」



だろうなと思った。朝になっても私が帰ってこないことをきっと両親は心配しているはず。



心配の先にあるのは、警察で、その先は捜索願だ。