リンカーンはアメリカンコーヒーを三杯飲む。






そんなことを繰り返し、繰り返し、校門を通過した時には、腕時計は10:07を示していた。



大遅刻。でも、大遅刻の大とは、一体何と比べて大なのか考えながら、上履きに履き替える。



履き替え終わった時、その答えが見つかった。



普段の遅刻の分数との差だ。つまり、普段の遅刻が10分なら、2時間遅刻は、大遅刻になるということ。



でも、私はここ最近、ずっと2時間の遅刻をしているなあと思いながら、教室までの階段を上る。



そして、教室に着く頃には、今日は大遅刻じゃなくて、私にとってはただの遅刻に過ぎない。そう結論付いていた。