想い出のその先に

そして、家に帰るとお母さんがいた
「おかえり。今日佑亮くんのと行く?」
「あ、佑亮とは縁切った」
「どして?」
「彼女ができたし、わたしと居ると彼女と幸せになれないから」
「そうなんだ」
「わたし、部屋行くね」
「わかった、ゆっくり休んでね」
「ありがとう」
「あ、お母さん今日夜勤だから適当に食べてね」
「わかった、気を付けてね」
わたしは自分の部屋に戻った。
かばんを置き、ベッドにダイブした。
なんだろう・・・この涙が出ない感じ。
普通涙出るでしょ。でも悲しくないんだきっと。
わたしはそのまま眠りについてしまった