母「……ん。
あ、ごめん。
今から、朝御飯作るね?」
一華「ううん、大丈夫。
今日から学校だから。
お母さんも早く準備しなきゃ。
仕事遅刻しちゃうよ?」
母「うん、ごめんね?」
最近母は最後に絶対謝罪の言葉を言う。
それが何に対しての謝罪なのかは。
私にも他の人にもわからない。
ただ、私が思うには。
私の病気についての謝罪な気がする。
丈夫な子に産んであげれなくて。
その証拠に泣きそうな顔してるから。
一華「じゃあ、準備するね?」
私は母の泣きそうな顔を見るたびに。
自分を殺したくなるぐらい。
自分が憎くなる。
母にそのような顔をさせてるのは紛れもなく私だから。