「何してるんだ。
俺にボロクソ言ったくせに。
次は雨で頭冷やしてるとかお前はアホか」
私の頭の上で、瑞希の声がする。
もう、よりによって、なんでこの人なの。
一華「私はアホ、じゃ、ない」
瑞希「アホじゃなかったらなんなんだよ。
こんな真冬に雨に打たれる奴は大抵可笑しいだろ。」
瑞希「これでも着とけ。」
すると頭から黒い何かが降ってきた。
そのモノはバニラなのに爽快感がある。
嫌な匂いではない。
瑞希「耳聞こえねーのか?
とりあえずこれ着とけって。」
そのモノが瑞希のブレザーだったんだ。
と気がつくのは少しあとのこと。
さっきの匂いも瑞希のものだったんだ。
と気がついたのもその時。

