階段を下りてリビングを除くと。



一華「…………。」



……やっぱり。


どこで寝てるのだが。


この日常も見慣れてしまった私。


とりあえず毛布毛布、と。



私は毛布を見つけ、掛けてあげる。



一華「……ごめん、お母さん。」



机の上で寝ている母にボソッと言葉を告げる。


母がこのような状況になったのは。


少なからず私が原因である。


私が病弱な子供だから、私が。



──白血病、なんて。



患ってしまったから。