瑞希「現役と変わんねーな。」



奏多「前よりは落ちてるだろうけど。」



「お前らならすぐだな。」と呟く奏多さん。


この言葉に込められたもの。


一般人でもわかる。



──この状態は危険だという事。



一華「瑞希くん。
私は大丈夫だから。
すぐ終わると思うから。
外で待っててよ?」



「だって私元気だもん。」



なんでこの言葉を言ったのかわからない。


だけど私は元気な子のように彼らに振る舞う。



陽和「だけどね!いち──」



一華「さ、さ!
大丈夫だから!ね!」




彼らを無理やり外に出す。



──ガチャン



彼らが消して入ってこないように。


私は鍵を閉めた。