ああ、彼らが焦ってる。


こんなことしたかった訳じゃないのに。



とりあえず、薬。



一華「……ミ……ズ……。」



「おい、瑞希の事呼んでるんじゃないのか!?」



……いや、ちがうし。


私は水を探してるの。



私は自分の鞄をひっくり返し直ぐに水を口に含んだ。


そして念のために常備してある薬3錠を飲み込む。



あーあ、また派手にひっくり返したな。


って思いながら体を落ち着かせる。



一華「あ、ごめんなさい。」



そういや、この人達居たんだった。


そう思いながら派手にひっくり返した物を鞄に入れて私は違う場所へと移った。