「好きです!」

...は?誰こいつ。
知らねぇんだけど。
てかいきなり告白されてもねぇ...。
まじで困るんですけど。
ま、モテて損はしないけど。
「あのさぁ...君のこと、何も知らないんだよね。だから...」
「わかってます!」
なら、告白すんなよ。
迷惑だっつーの。
「知らないなら、今からでも知って!」
そして彼女は、滝沢 麻奈と名乗った。
そいつは俺にメールアドレスと携帯番号を書いた紙を押し付けて去って行った。
「あの女...まじわけわかんねぇ...。」
そして俺は、押し付けられた紙をゴミ箱へ投げ入れ、自分の教室へと帰った。