今の私は一週間前のあなた









廊下を進んで階段を上がって最終目的地である3年の教室につくと

私たちは教卓の上にあるペンを手に取った

恐怖は消え去ったわけじゃなくて
薄れただけだから

まだ震える手に力を込めてどうにかペンを取る



「…ここに、名前を書けばいいんだよ、ね?」

「おう」



教卓の上ににはもうすでに3枚の紙がある。
私たちの前の班のメンバーの名前が書いてある

藍乃

どうにか名前を書こうとするけど字が歪んでうまく書けない

すると

そっと私の右手に大きな掌で包まれた

「…え?」

振り返るとすぐそこに修也の顔があって。

修也の温かい手に包まれていつの間にか震えが止まっていた


包まれたペンを持つ手に力を込めて




“藍乃”




そして




“修也”




2つの名前を紙に書く


2人で書いたその名前は
いつも1人で書いていた名前よりも
ずっとずっと歪なのに

ずっとずっと

キラキラして見えた