今の私は一週間前のあなた





〜〜


「…はぁ?きもだめしぃ?」

眉間にしわを寄せて呆れ顔でため息をつく修也

「卒業前にクラス全員で遊びてーじゃん?」
発案者であるクラスのリーダー的存在の“進”(すすむ)が教室の真ん中で笑う


みんなその声に興味津々に耳を傾けている


「せんせーに許可とってくるわ」

みんなの返事を聞かずに駆け出した進

突拍子も無い進だけれどみんなは
そんな行動力にも信頼し、頼っていた。


驚きでしんと静まり返った教室でどこからともなく声が聞こえる


「おもしろそう…」

その声を引き金にざわざわと教室全体が騒がしくなる

着々と計画が進んでいき私はなにも言えずに佇んだ


どうしよう…。
私、ホラー全般全くだめだ


許可を簡単にとって戻って来たらしい進に
盛り上がるみんな

私1人だけ「嫌」とかわがまま言えないと
言葉を飲み込んだ



ちらりと修也に視線を移す
修也の隣には愛妃ちゃん(あきちゃん)がもちろんのことのようにいた
2人は、笑いあっていた


最近付き合いだした修也と愛妃ちゃん。


ずっと一緒にいて
前までは私が修也と一緒に帰っていたのに
それも取られてしまった


なんだかわからないモヤモヤを抱えながら


私はその日
きもだめしに参加することになってしまった