私は普通になれない

ノンフィクション・実話

あの音/著
私は普通になれない
作品番号
1474298
最終更新
2018/03/17
総文字数
1,325
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
PV数
23
いいね数
0

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私が初めて孤独を感じたのは

小学4年生の頃だった。


「朱里ってなんか最近調子乗ってるよね」


女子のそんなひと言で

私の周りから人がいなくなった。

少しだけいじめられたけど

無視されたり

わざとぶつかられたり

なんていう程度だった。

話しかけてくれる人もいたけど

深い友達になろうとは思わなかった。

1人でいるのは嫌いじゃなかった。

本を読んでいる時に邪魔されないし

好きなことを笑われたりしない。

何より楽しかったのは、

クラスの人を眺めることだった。


「あの子はよく笑う」


「あの子は中心にいる」


そんな観察する癖が

今になって邪魔になる。

目次

  • 1章

    • はじめまして

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