かわいいあの子


門のところに行くと、

「あれ、薫くん?」



下を向いてた彼が頭をあげる。



「やっぱり薫くんだ!どうしたの?1年生は私たちより1時間はやく帰ってるはずだけど……。」


にっこり笑顔で、
「紬ちゃんのこと待ってた!ここで待ってたら会えると思って。ていうか、この時間じゃないと周りがうるさくて紬ちゃんのところに行けないし。」って。


ふふっ。かわいい!


「相変わらずすごい人気だもんね!中学の時もそうだった!」





……ギュッ。





?!!!!





「えーっと…。薫くん…?」



「……やっと会えた。」



「え?何て?」


ボソッと言うから聞こえなかった。



「何も?紬ちゃんちっさいね。」


「薫くんの背が伸びたんだよ!」



「あと、薫くん。……そろそろ苦しい。」



「あっごめん!」