「・・・え?」

僕には、何のことかがさっぱり分からなかった。

「俺らの親友だっただろ?桐生は・・・
お前、もしかして覚えてない?」

ーその通りだよ。大輝。

でも、それが大輝には言えなかった。

「いいや、覚えてるさ・・・」