「じゃあ、雅ちゃん、中学のときも彼氏いたの?」 「もちろん。………えっ、雫はいなかったの?」 雅ちゃんの箸がピタッと止まる。 「う、うん。」 「待って待って、そもそも今まで誰かと付き合ったことある?」 「いや、ないけど……」 そう答えるとなぜか雅ちゃんの箸を持つてがワナワナとふるえ出す。 そして目はバッチリと見開かれている。 えっ……なんか雅ちゃん怖いんだけど