どれぐらいの時間が経っただろう?? いつの間にか、 小説の文字を読みとることができないくらいあたりは暗くなっていた。 ぼんやかとした一本の外灯だけが、静かな夜の公園を照らす。 今、何時だろう? かなりの時間が過ぎたことを期待し、スマホの画面を見た。 "6:08" え…?! まだ、30分ちょっとしか経ってないの!? スマホを手にも私は肩を落とす。