気がつくと真っ暗な場所に私は居た。 『えっ?夢を見てるの…』 ーーサキ… 『誰⁈誰かいるの?』 ーーサキ…声が聞こえているんだね。 我が名は、燐錬(リンネ)。 君をここへ連れてきたものだよ。 『えっ?…どーして連れてきたの。』 ーー勝手でごめんね… サキ。君はね、“花の巫女”なんだ。 『なに…それ。知らない… 花の巫女ってなんなの⁈』