「お前が好きだ。」

突然の彼の告白に私は驚いた。

ってか誰だしこの人…。

「おい。聞いてる?」

そう言って彼は私の顔を覗き込んで来た。

突然告白してくるなんて怖すぎる。

私は無視して帰ろうとした。

「待てよ。俺本気でお前のこと好き。」

彼は私を抱きしめてきた。

「ねぇーやめてよ。」

私はつい本音を言ってしまった。

抱きしめていた腕は緩められた。

「ごめん。悪かった。」

消えそうな声で謝ってきた。

そう言って彼は帰っていった。