茅「とにかく、ナースコール押さなきゃ」

ベット付近に置かれているナースコールに手を伸ばす。そしてボタンを押す。
そして一分も満たないうちに、廊下から誰かの足音が聞こえた。
ガラッ…
耳をすましていると、病室のドアが開いた。

医「体の方は大丈夫ですか?」

茅「はい…大丈夫。でもどうしてここに…?」

私が質問すると、医者はハッとした顔でこちらを見た。

医「覚えてないのですか…?」

茅「はい、すみません」